いかがお過ごしでしょうか。

岐阜市にあるWEBコンサルティング企業、T-laboのライター浅田です。

 

前回は、「モルタル外壁」についてお話しさせていただきました。

今回は、「サイディング外壁」について説明させていただきます。

 

サイディングとは、壁の表面に張る、加工された板状の建材のことであり、またそれを張る作業のことを指します。

 

サイディングはその建材の材質によってさらに種類が分かれますが、代表的なものとして、セメント質と繊維質を原料とする窯業系、スチールやアルミニウムなど金属鋼板を用いる金属系、さらには、アルミニウムと亜鉛、シリコンを混ぜたガルバリウム鋼板などがあります。

 

サイディングは、すでに加工されたものを張るという特性上、デザインの自由度がモルタルに劣ります。しかし、近年はバリエーションも増え、好みによってさまざまな色や模様のものを選べるようになっています。

また、モルタルよりも作業性に優れており、仕上がりの均一化や全体の統一感を簡単に作り出すことができるのが特長です。

現在ではこのサイディング外壁が全体の約70％を占めていると言われています。

 

ひび割れやクラックができにくいとされていますが、一旦できてしまうと、その箇所だけ外して張り替えるという部分的な補修がしずらく、また、デザインが廃版になってしまうこともあるため、全面の張り替えになることが多いのがデメリットです。

さらに、建材が薄いと、反りや割れの原因にもなります。

 

メンテナンスや塗り直しは比較的簡単ですが、周期は早めにしたほうがよいでしょう。

しかし、左官作業のため成分の配合が分かりにくいモルタルと比べ、製品であるサイディングは成分が分かり易く、材質の違いによる性能の違いもはっきりしています。

また、デザイン的には、モルタルは和風建築にも洋風建築にも合うでしょうが、サイディングはどちらかというと洋風建築に合うでしょう。

 

以上が「モルタル外壁」と「サイディング外壁」の違いです。

どちらもメリットとデメリットがあり、用途や仕上げのこだわり、メンテナンスの周期など、好みや希望に沿った工法を選ぶのがベストでしょう。

 

次回も外壁工事についてお話させていただきます。

 

この記事は、岐阜県のWEBコンサルティング企業、T-laboが担当しています。

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